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うちの子短歌もどき
Blueskyに掲載したもの まとめ 不定期更新予定 ■飛鳥 ループする世界でまだ会ったばかりのはずのあたしと寝られる貴方 (→琳) 恋バナの好きな親友(あなた)が可愛くて 恋なんてしている暇はない! (→ミカ) いま倒した魔物を食えるか訊くな 今夜悪夢に出たらどうする (→グレイ) さよならを言うための旅だったのに なんでそんなすぐ会いに来るの ■琳 チョコレート色の目、髪はココア色 彼女はきっと甘い味がする (→飛鳥) 「ありがとう、一番じゃないけど好きよ」なんて言っても 許してくれる? (→見透) 本日は自己主張の少ない君が「海行きたい」と言った記念日 (→見透) ■グレイ なに食ってそんなにデカくなったのか訊いたら「エビ?」と言われた。食うか (→琳) 共依存対策で距離を取ろうとしたのに自ら会いに行くなよ (→夕葉) ■ミカ 「可愛くねえ」なんて言うから「あらイヤだ、見る目のない男」と返すのよ (→グレイ) ■蓮 雨の音で目を覚ますと君がいない 癖毛と戦っていたらしい (→鈴李) ■鈴李 可愛い子 ずっと年下に見えるでしょう? 化粧はこの
2024年4月26日


クベース 飛鳥-4
船に乗るなんて、家族で湖のボートに乗ったとき以来だと思う。 と言っても、それは本当に家族単位でしか乗れない小さいもので、こういった何十人も乗れる客船とは全くの別物なのだけど。 「この船で、向こう岸の街まで?」 リンを見る。旅にふさわしい動きやすそうな服装に、昨日貰ったアクセサリーを余すことなく身につけたその姿は、お忍びの旅を始めた高貴な身分の人、といった雰囲気だ。 「うん、そこから東へ進んで、ナバトという小さい町を経由するのがいいと思う」 次の町の名前はナバト。そこに二人目の仲間がいる。 あたしが創った夢の世界。あたしが創った旅の仲間(キャラクター)。知ってると言ったら未来予知になってしまうから話せない、あたしの目的。 それは、あいつを倒すこと。あたしだけでは倒せないあいつを、皆と一緒に。 あたしは完璧に生きてみせる。誰のことも傷つけずに、ハッピーエンドを迎えてみせる。 小さい光が目に飛び込んだ。 星の指輪が朝日を反射している。 旅の御守り。『何もないように』ではなく、『何かあっても大丈夫でありますように』。 小さな祈りは、あ
2023年3月5日


クベース 有羽-2
「天峰ってあの天峰? 元同じクラスで、ギャルでもオタクでもなく、特筆することの特にない、どこにでもいるようなあの天峰?」 「うん、その天峰飛鳥ちゃん」 天峰飛鳥という人間に対する印象は、いま語った通りだ。普通オブ普通。夢の中だなんだと言っていたが、こんなファンタジー超常現象を引き起こせるような人間には到底思えない。 「それは……何? この謎空間でお早い同窓会でも開くわけ?」 「いや? 呼んだのは君ひとり」 「何故に」 「仲良いでしょ?」 「いや全然。グループワークでもない限り全く喋らん」 「あれ? 思い違いだったかな。まぁいいや」 まぁいいやとはなんだまぁいいやとは。こちとら異世界トリップしとんのだぞ。 つまるところ俺は天峰と親しい相手だと勘違いされてここに連れてこられたのか? 何を以てそう思ったんだ。つーか天峰の何なんだこいつは。何で勝手にカップリングにされてるわけ? 俺と天峰の接点って何? なんか一回ぐらい隣の席になったような覚えはあるしその時くらいは多少会話したような気もしないでもないけど。いやそもそもこの男の思考回路に理屈というもの
2023年3月5日
キャラクター別 記事一覧
・ 天峰飛鳥 ・ 雲井有羽 ・ シュロ・マリアン ・ リン・アル・ウィステリア ・ 楓谷見透 ・ グレイ ・ ミカ・ライティス ・ 姫宮芽留 ・ 雪名夕葉 ・ レン・アル・ウィステリア ・ 日下鈴李 ・ クラン・ラオ・フーシェ ・ リラック・ミラネス...
2023年3月5日


クベース 飛鳥-3
翌日。春間近の晴れ空は色が薄い。 ここの通りには服飾品や武器防具の店が並んでいるのだと聞いた。今日は丸一日かけて、あたしの旅支度を手伝ってくれるらしい。 あたしはと言うと、当然と言ってしまうと悪いのだが、とにかくこっちの世界のお金がない。諸々の資金がリンとチェリッシュのポケットマネーで賄われることになってしまい、ヒモになった気分を味わっていた。 「リン! もう一通り装備は揃ったかい?」 「旅に出るんだってね。そんじゃ、これはおまけ」 「おっと連れがいんのかい? そいつを早く言ってくれよ」 街の皆がリンをよく見知っているようで、行く先々で店員や居合わせた客に声をかけられている。 買い物中、会う人々がリンに腕輪やペンダントを手渡していた。時々ついでであたしにもくれる。何だろう? 訊く暇もなくあたしたちは市場の賑わいに潜っていった。 「リン」 ひととおりの買い出しが終わった頃、声をかけてきたのは高校生か大学生くらいの女の人だった。髪も肌も淡い色をしていて、手足は華奢。西洋のお人形みたいな人だ。 「買い出しは済んだの」 「うん、大体。今はもう寄
2023年3月5日
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